
| 報告書番号 | MA2016-11 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2015年11月03日 |
| 事故等種類 | 衝突 |
| 事故等名 | コンテナ船UNI-POPULARケミカルタンカーPRETTY HANA衝突 |
| 発生場所 | 関門港関門航路 門司埼灯台から真方位065°1.8海里付近 |
| 管轄部署 | 門司事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 貨物船:タンカー |
| 総トン数 | 10000~30000t未満:500~1600t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2016年11月24日 |
| 概要 | コンテナ船UNI-POPULARは、船長ほか20人が乗り組み、関門水先区水先人の水先により、関門港の関門航路の側方境界線を横切る態勢で北西進中、ケミカルタンカーPRETTY HANAは、船長ほか10人が乗り組み、関門航路を北東進中、平成27年11月3日12時27分ごろ、関門航路の東口付近において、両船が衝突した。 UNI-POPULARは、左舷船尾部に凹損を伴う擦過傷を生じ、PRETTY HANAは、船首部に圧壊等を生じたが、両船共に死傷者はいなかった。 |
| 原因 | 本事故は、関門港において、UNI-POPULARが関門航路の側方境界線を横切る態勢で北西進中、PRETTY HANAが関門航路に沿って北東進中、UNI-POPULAR水先人が、UNI-POPULARがPRETTY HANAの前方を横切ることをPRETTY HANAが理解しているものと思い、また、PRETTY HANA船長が、UNI-POPULARが関門航路に沿って航行しているPRETTY HANAを避けるものと思っていたため、両船共に衝突を避けるための動作が遅れ、両船が衝突したことにより発生したものと考えられる。 UNI-POPULAR水先人が、UNI-POPULARがPRETTY HANAの船首方を横切ることをPRETTY HANAが理解しているものと思ったのは、関門海峡海上交通センターにVHF無線電話でPRETTY HANAの船首方を横切ることを申し入れた際、関門海峡海上交通センターから了解した旨の回答があったので、自らの望むUNI-POPULARとPRETTY HANAの通過方法で了解を得たと思ったこと、また、PRETTY HANAも関門海峡海上交通センターとの交信で理解しているものと思ったことによるものと考えられる。 UNI-POPULAR船長は、UNI-POPULAR水先人からの説明により、PRETTY HANAの船首方を安全に横切ることができると思ったものと考えられる。 PRETTY HANA船長が、UNI-POPULARが関門航路に沿って航行しているPRETTY HANAを避けると思ったのは、関門海峡海上交通センターからUNI-POPULARと右舷対右舷で通過するように連絡を受けたことによるものと考えられる。 関門海峡海上交通センターが、VHF無線電話の音声が雑音により聞こえづらい状況下、聞き取れなかったUNI-POPULARとの交信内容を確認せずにUNI-POPULARに対して了解したと、PRETTY HANAに対して右舷対右舷で通過するようにそれぞれ伝えたことから、UNI-POPULAR水先人とPRETTY HANA船長とが異なる理解のもとに操船していたものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。