JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2015-7
発生年月日 2014年07月23日
事故等種類 火災
事故等名 旅客船ぽーと3火災
発生場所 長崎県平戸市平戸島の南西方沖  尾上島灯台から真方位235°2,200m付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷
船舶種類 旅客船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年06月25日
概要  旅客船ぽーと3は、船長ほか1人が乗り組み、乗客41人を乗せ、長崎県平戸市平戸島南西沖を西北西進中、平成26年7月23日11時31分ごろ客室左舷中央部付近で火災が発生した。
 ぽーと3は、11時36分ごろ乗客の消火作業によって鎮火し、客室左舷中央部付近の壁板の一部等に焼損を生じたが、死傷者はいなかった。
原因  本事故は、ぽーと3が、平戸島南西沖を西北西進中、客室左舷中央部付近にある外板と壁板との間の空所内で出火したため、同空所の床板に着火して断熱材梱包紙に燃え広がったことにより発生したものと考えられる。
 客室左舷中央部付近にある外板と壁板との間の空所内で出火したのは、床板を貫通して敷設された船尾トイレの照明用電気配線が、経年使用により運転中の主機の振動等で床板と同配線の被覆部が擦れるなどして破損したことから、導線が露出して短絡を起こしたことによる可能性があると考えられるが、その状況を明らかにすることはできなかった。
 床板を貫通して敷設された船尾トイレの照明用電気配線が、経年使用により運転中の主機の振動等で客室左舷中央部付近にある外板と壁板との間の空所の床板と同配線の被覆部が擦れるなどして破損したのは、隔壁等を貫通して電気配線を敷設する際、緩衝材の取付けあるいはパテによる固定がなされていなかったことによる可能性があると考えられる。
 USAポートサービス株式会社は、絶縁抵抗測定及び電気配線と船体構造物等の接触箇所の定期的な点検を行っていれば、導線の露出箇所を早期に発見することができた可能性があると考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。