
| 報告書番号 | MI2015-4 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2013年06月28日 |
| 事故等種類 | 運航阻害 |
| 事故等名 | 旅客船兼自動車航走船フェリーかつらぎ運航阻害 |
| 発生場所 | 徳島県吉野川河口東方沖 徳島津田外防波堤東灯台から真方位069°3.1海里付近 |
| 管轄部署 | 神戸事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 旅客船 |
| 総トン数 | 1600~3000t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2015年04月23日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか9人が乗り組み、乗客41人を乗せ、車両25台を積載して吉野川河口東方沖を南西進中、平成25年6月28日15時33分ごろ、機関制御室で右舷主機4番シリンダの排気温度偏差警報が作動した。 本船は、入港準備作業に備えて機関制御室に待機していた機関長が煙突からの主機の排気色にも異常を認め、船内電源の確保のため、当直機関士に指示して主発電機1台を始動させ、給電中であった右舷主機駆動の軸発電機との並列運転を行ったものの、右舷主機の回転数が変動して並列運転が維持できず、船内電源を喪失した。 本船は、直ちに休止中の主発電機1台を始動し、主発電機2台で並列運転を行って船内電源を確保し、両舷主機を運転して15時57分徳島県徳島小松島港徳島区のフェリーターミナルに着岸した。 機関長は、着岸後に右舷主機を点検し、‘4番シリンダの排気管側の吸気弁’(以下「本件吸気弁」という。)のコッタが外れており、短時間で復旧できるものと判断し、船長と協議して航海中に修理することとした。 本船は、乗客88人を乗せ、車両32台及び自動二輪車2台を積載し、左舷主機を単独運転として徳島小松島港を出港し、右舷主機4番シリンダのシリンダヘッドを開放したところ、本件吸気弁の弁棒部が折損していることが判明した。 本船は、機関長が修理に時間を要するものと判断し、船長が運航会社に連絡し、次便としての和歌山県和歌山下津港和歌山区発便の欠航を決め、右舷主機を4番シリンダ以外の5シリンダによる減シリンダ運転とし、両舷主機を運転して和歌山下津港和歌山区に入港した。 本船は、入港後、整備業者に依頼して右舷主機4番シリンダのシリンダヘッドを予備のシリンダヘッドに交換して修理を終え、通常の運航状態に復帰した。 |
| 原因 | 本インシデントは、本船が、吉野川河口東方沖を南西進中、本件吸気弁の弁棒部が折損したため、燃焼不良を生じ、排気温度が不揃いとなって警報を発し、右舷主機の正常な運転ができなくなったことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。