JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2014-7
発生年月日 2012年12月24日
事故等種類 死傷等
事故等名 旅客船第三幸運丸釣り客負傷
発生場所 山梨県山中湖村山中湖  山中湖村所在の鶴塚四等三角点から真方位097°1,275m付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷 負傷
船舶種類 旅客船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年07月25日
概要  旅客船第三幸運丸は、船長が1人で乗り組み、子供(中学生以下)6人を含む釣り客24人を乗せて山梨県山中湖村山中湖所在の平野旭日丘前浜の桟橋を出発し、同桟橋北方沖の釣り場に到着して錨泊作業中、平成24年12月24日(月、休日)07時32分ごろ、旅客室で釣りの準備をしていた小学生の釣り客4人のうち、1人が吐き気を訴えて引きつけを起こし、2人が吐き気を訴えた。
 小学生3人は、救急車で病院に搬送された後、一酸化炭素中毒と診断されて入院した。
 第三幸運丸は、他の釣り客等に負傷はなく、同船に損傷はなかった。
原因  本事故は、本船が、山中湖の釣り場で船外機を後進運転して錨泊作業中、船外機から水中に排出された排気に含まれる一酸化炭素が、本件空間に浮上したため、本件空間から旅客室床の蓋の開いた釣りホールを通じて旅客室に流入し、小学生a、小学生b及び小学生cが、吸引して一酸化炭素中毒になったことにより発生したものと考えられる。
 一酸化炭素が本件空間に浮上したのは、船外機を後進運転した際、水中に排出された排気に含まれる一酸化炭素が、後進水流と共に船首方の水面下の各舷の船体にある本件隙間に流れ込んだことによるものと考えられる。
 一酸化炭素が、本件空間から旅客室床の蓋の開いた釣りホールを通じて旅客室に流入したのは、対空気比重が0.967であることによるものと考えられる。
死傷者数 負傷:3人(小学生の釣り客)
勧告・意見
情報提供 国土交通省への情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。