
| 報告書番号 | MA2013-12 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2013年08月06日 |
| 事故等種類 | 乗揚 |
| 事故等名 | 漁船第八健勝丸乗揚 |
| 発生場所 | 長崎県五島市福江島南岸付近 五島市所在の笠山鼻灯台から真方位225°250m付近 |
| 管轄部署 | 長崎事務所 |
| 人の死傷 | 負傷 |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 5~20t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2013年12月20日 |
| 概要 | 本船は、船長が1人で乗り組み、五島市津多羅島の南方約10海里(M)付近の漁場に向かうため、レーダーを0.5Mレンジ、ヘッドアップ表示として作動させ、福江島南方沖を約13ノットの速力で航行した。 船長は、レーダー映像を見て陸岸との距離はおおよそ0.25Mだと見積もり、自動操舵装置のダイヤルを操作して小刻みに右転していたが、陸岸に接近しすぎたと思い、ダイヤルを左転方向に回した直後の平成25年8月6日04時30分ごろ福江島南岸付近に乗り揚げた。 船長は、右転中、船首方位を確認していなかった。 船長は、機関を後進として離礁を試みたが、離礁することができなかった。 船長は、僚船に漁業無線で事故の発生を連絡した後、しばらく様子を見ていたが、本船が浅瀬方向へ移動して船体動揺が激しくなるとともに、左舷方から波高約1.0~1.5mのいそ波が打ち上がるようになった。 船長は、転覆の危険を感じたので、海に飛び込み、投げ込んだ発泡スチロール製の箱及び漂流していた風呂場用マットを浮き代わりにし、沖に到着して照明をつけていた僚船に向かって泳ぎ始めた。 船長は、僚船に近づけないので、潮の流れが逆だと思い、反転して陸岸に向けて泳ぎ始め、辺りが明るくなってから泳ぎ着いた。 船長は、08時50分ごろ捜索中の五島市役所富江支所職員に発見され、救急車により、病院に搬送されて胸部、腰部等の打撲と診断された。 本船は、右舷側を下にして横倒しになった。 |
| 原因 | 本事故は、夜間、本船が、福江島南方沖を航行中、船長が、自動操舵装置のダイヤルを操作して右転していたが、船首方位を確認していなかったため、進路が福江島南岸付近に向かうこととなっており、同島南岸付近に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | 負傷:1人(船長) |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。