
| 報告書番号 | MA2021-2 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2019年10月04日 |
| 事故等種類 | 転覆 |
| 事故等名 | 漁船第二青鳥丸転覆 |
| 発生場所 | 大分県杵築市臼石鼻東方沖 臼石鼻灯台から真方位095°4.5海里付近 |
| 管轄部署 | 門司事務所 |
| 人の死傷 | 死亡:負傷 |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 5t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2021年02月18日 |
| 概要 | 漁船第二青鳥丸は、船長ほか甲板員2人が乗り組み、大分県杵築市臼石鼻東方沖で操業中、令和元年10月4日09時30分ごろ転覆した。 第二青鳥丸は、船長が死亡し、甲板員1人が負傷し、主機等に濡損を生じた。 |
| 原因 | 本事故は、大分県杵築市臼石鼻東方沖において、第二青鳥丸が、第一青鳥丸と2そう引きによる機船船びき網漁の操業中、ホースバンドが切断した主機の排気マニホルドに接続された冷却海水管のゴムホース接合部からの漏水によって海水が浸入し、約1t以上の海水が滞留した状態で左転したため、船体が左舷傾斜して横傾斜角がブルワーク水没角を超え、更に海水が流入して滞留し、転覆したものと考えられる。 第二青鳥丸は、操業開始前、主機の排気マニホルドに接続された冷却海水管のゴムホース接合部のホースバンドが切れてその付近から漏水したため、海水の浸入量が海水排出用ポンプの排水量を超えて、機関室付近に約1t以上の海水が滞留し、自由水影響を受ける復原力が低下した状態になったものと考えられる。 船長は、第七青鳥丸を追尾しようとしたことから、本船を左転させたと考えられる。 左舷傾斜して横傾斜角がブルワーク水没角を超えたのは、第二青鳥丸が、漁網をえい航した状態で回頭する際に側方に傾斜しやすい構造を有し、浸入した海水による自由水影響を受けて復原力が低下している状態において、左転してコギヤマと呼ばれているシャックル取付け用の固定金具に作用していたえい航用ワイヤの張力の左舷方向成分により左舷傾斜し、回頭が進むに伴ってえい航用ワイヤの張力の同成分が増加して傾斜が増大したものと考えられ、更に左舷方から北流約1.6knの潮流を受けたことから、左舷傾斜が増長された可能性があると考えられる。 |
| 死傷者数 | 死亡:船長、負傷:甲板員 |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。