報告書番号 | MA2011-10 |
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発生年月日 | 2008年10月14日 |
事故等種類 | 火災 |
事故等名 | 自動車運搬船PYXIS火災 |
発生場所 | 宮城県石巻市金華山東方沖 金華山灯台から真方位089°340海里付近 |
管轄部署 | 事務局 |
人の死傷 | 死亡 |
船舶種類 | 貨物船 |
総トン数 | 30000t以上 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2011年10月28日 |
概要 | 自動車運搬船PYXIS(ピクシス)は、船長及び機関長ほか19人が乗り組み、作業員1人を乗せ、車両3,900台を積載し、宮城県石巻市金華山東方沖の公海上を航行中、平成20年10月14日09時48分(日本標準時)ごろ、車両甲板で火災が発生した。 火災は、消火装置から炭酸ガス(二酸化炭素)を車両甲板に放出して鎮火したが、機関長が死亡した。 同船は、火災によって、車両甲板の4層にわたり船体の構造材が変形し、積載していた車両のうち約2,800台が焼損又は煤により汚損した。 |
原因 | 本事故は、本船が、金華山東方沖の公海上を航行中、10DK左舷側に積載されていた1台の車両のエンジンルームから火災が発生したため、付近の車両及び上層の車両等に延焼したことにより発生したものと考えられる。 1台の車両のエンジンルームから火災が発生した要因については、貨物倉内の電気設備及び喫煙等が要因になる可能性は低く、車両の電気系統等に起因した出火の可能性があるかどうかも明らかにすることができなかった。 |
死傷者数 | 死亡:1人(機関長) |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。