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概要

報告書番号	MA2025-10
発生年月日	2025年06月18日
事故等種類	衝突
事故等名	石炭灰運搬船誠安丸漁船繁勝丸衝突
発生場所	和歌山県白浜町市江埼西南西方沖市江埼灯台から真方位240°13.5海里付近
管轄部署	神戸事務所
人の死傷
船舶種類	貨物船:漁船
総トン数	500～1600t未満：5～20t未満
報告書（PDF）	公表
公表年月日	2025年10月30日
概要	石炭灰運搬船誠安丸は、西進中、また、漁船繁勝丸は、北東進中、両船が衝突した。　誠安丸は、左舷船尾部外板に擦過傷を生じ、また、繁勝丸は、右舷船首部外板に破口等を生じた。
原因	本事故は、市江埼西南西方沖において、A船が西進中、B船が北東進中、航海士Aが、針路又は速力の変更など早期にB船との衝突を避けるための措置を採らなかったため、B船に対する避航動作が遅れ、また、船長Bが、後部甲板で船尾方を向いて操業を続け、周囲の見張りを適切に行っていなかったため、A船の接近に気付くのが遅れ、両船が衝突したものと考えられる。
死傷者数	なし
勧告・意見
情報提供
動画（MP4）
備考

※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

報告書の本文中「3　分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。