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概要

報告書番号	MA2024-11
発生年月日	2024年04月16日
事故等種類	衝突
事故等名	ロールオン・ロールオフ貨物船琉球エキスプレス５セメント運搬船宝満山丸衝突
発生場所	関門港響航路響新港西1号防波堤東灯台から真方位011°1,120m付近
管轄部署	門司事務所
人の死傷
船舶種類	貨物船:貨物船
総トン数	10000～30000t未満：1600～3000t未満
報告書（PDF）	公表
公表年月日	2024年11月28日
概要	ロールオン・ロールオフ貨物船琉球エキスプレス5は、響航路を北進中、また、セメント運搬船宝満山丸は、西進中、両船が衝突した。　琉球エキスプレス5は、球状船首及び右舷外板に破口を伴う凹損等を生じ、また、宝満山丸は、左舷中央部外板に破口等を生じた。
原因	本事故は、夜間、港則法で規定されている響航路において、A船が同航路を北進中、B船が同航路を横切る態勢で西進中、船長Aが、B船との避航に関してVHFを通じて意思疎通ができているものと思い、B船の船首方を通過するように増速したものの、航海士Bが、A船との衝突のおそれに関する甲板員Bからの進言を聞き逃し、適切な避航動作をとらなかったため、両船が衝突したものと考えられる。
死傷者数	なし
勧告・意見
情報提供
動画（MP4）
備考

※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

報告書の本文中「3　分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。