JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2024-10
発生年月日 2023年05月30日
事故等種類 衝突(単)
事故等名 漁船第十六海盛丸衝突(防波堤)(1件目の事故)漁船第十六海盛丸乗組員負傷(2件目の事故)
発生場所 (1件目の事故)鹿児島県いちき串木野市串木野港B防波堤  串木野港B防波堤灯台から真方位012°50m付近 (2件目の事故)鹿児島県薩摩川内市川内港西方沖  川内港沖防波堤西灯台から真方位275°2.3海里付近
管轄部署 門司事務所
人の死傷 負傷
船舶種類 漁船:漁船
総トン数 5~20t未満:5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2024年10月31日
概要 (1件目の事故)
 漁船第十六海盛丸は、串木野港に入港中、防波堤に衝突した。
 第十六海盛丸は、船首部に圧壊、球状船首に破口を伴う凹損を生じた。
(2件目の事故)
 第十六海盛丸は、被えい航中、えい航ペンダントのロープが破断して甲板上にいた甲板員Aが負傷した。
原因 (1件目の事故)
 本事故は、A船が、串木野港において入港中、単独で操船中の船長Aが居眠りしたため、変針予定場所を通過して航行を続け、本件防波堤に衝突したものと考えられる。
(2件目の事故)
 本事故は、A船が、川内港西方沖において被えい航中、甲板員Aが、左舷船尾部のえい航ペンダントの近くで用を足していたため、えい航ペンダントのロープが破断した際、破断したロープが甲板員Aに当たったことにより、発生したものと考えられる。
死傷者数 (1件目の事故)なし(2件目の事故)負傷:甲板員A
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。