JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2023-2
発生年月日 2022年06月25日
事故等種類 乗揚
事故等名 旅客フェリーフェリーあけぼの乗揚
発生場所 鹿児島県与論町与論港供利地区岸壁東方の浅所 与論港供利指向灯から真方位150°480m付近
管轄部署 那覇事務所
人の死傷
船舶種類 旅客船
総トン数 5000~10000t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2023年02月16日
概要  旅客フェリーフェリーあけぼのは、船長ほか27人が乗り組み、旅客89人を乗せ、鹿児島県与論町与論港供利地区の岸壁に着岸する際、令和4年6月25日13時40分ごろ同岸壁東方の浅所に乗り揚げた。
フェリーあけぼのは、バルバスバウ底部に擦過傷及び塗装の剝離を生じた。
原因  本事故は、フェリーあけぼのが、与論港供利地区の岸壁(以下「本件岸壁」という。)の東側にある入り江(以下「本件入り江」という。)において、本件岸壁に着岸する目的で北北東進中、南南東方からの波浪及び風を受けて西方に圧流されていたものの、船長が針路を修正して着岸作業ができると思い、航行を続けたため、船尾方から南南東方からの波浪及び風を受けて、舵、主機及びスラスタを使用して左回頭をしようとしたが、本件入り江の奥に進入していた船首部が同波浪を受けず、右舷船尾部のみに同波浪を受けて、左回頭ができなくなり、前進行きあしのまま北北東進を続け、本件岸壁東方の浅所に乗り揚げたものと考えられる。
 本船が、船首部が南南東方からの波浪を受けず、右舷船尾部のみに同波浪を受けて、左回頭ができなくなったのは、船長が、波浪がうねりを伴って南南東方から寄せていたことに気付かない状況において、本船が本件入り江を北北東進中、西方に圧流されていても、本船の旋回性能及び推進性能をもってすれば、針路を修正して本件岸壁への着岸作業ができるという予測と異なったことによるものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。