報告書番号 | MA2021-6 |
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発生年月日 | 2019年09月09日 |
事故等種類 | 死傷等 |
事故等名 | 貨物船 FIRST AI乗組員死亡 |
発生場所 | 京都府舞鶴市舞鶴港喜多ふ頭 舞鶴港戸島灯台から真方位208°2.2海里付近 |
管轄部署 | 事務局 |
人の死傷 | 死亡 |
船舶種類 | 貨物船 |
総トン数 | 1600~3000t未満 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2021年06月24日 |
概要 | 貨物船FIRST A Iは、係留中、ハッチカバーの閉鎖作業の際に、甲板長がハッチカバーパネルに頭部を挟まれて死亡した。 |
原因 | 本事故は、本船が揚げ荷役後のハッチカバー閉鎖作業において、甲板長が、航海士Aの指示を受けて巻取りドラムの作動を停止してから本件空間を通行し、また、本件ヒンジプレートが水平面外側向きに曲損して本件キープレートが剝落し、抑えがきかなくなった本件アームピンが脱落してハッチカバーのNo.11パネルが落下したため、甲板長が同パネル及びドラム収納状態のNo.7パネルの間に頭部を挟まれたことにより発生したものと考えられる。 甲板長が、本事故以前から通らないように注意を受けている本件空間を通行した理由は、明らかにすることはできなかった。 本船は、本件ヒンジプレートが、残留応力が考慮されずに仮修理された状態でハッチカバーの開閉作業を行ったことから、曲損したものと考えられる。 |
死傷者数 | 死亡:甲板長(FIRST AI) |
勧告・意見 | 安全勧告 |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。