
| 報告書番号 | RA2013-5-1 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年01月04日 |
| 区分 | 鉄道 |
| 発生場所 | 立山線 立山駅構内[富山県中新川郡立山町] |
| 事業者区分 | 中小民鉄 |
| 事業者名 | 富山地方鉄道株式会社 |
| 事故等種類 | 列車火災事故 |
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | |
| 都道府県 | 富山県 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2013年06月28日 |
| 概要 | 富山地方鉄道株式会社の電鉄富山駅発立山駅行き2両編成の下り第315列車は、平成24年1月4日、ワンマン運転で、線路上の積雪のため途中の駅間で停止したことなどにより、定刻より約12分遅れて立山駅に到着した。 列車の運転士は、折り返しのため電鉄富山駅方の先頭車両の運転室に移動して出発準備を行った後、同車両右前側の旅客用乗降口から約1m後方の床下付近から発火しているのを認めたため、消火器等を使用して消火活動を行ったが消すことができなかった。その後、車内の座席等が燃焼したが、到着した消防により消火活動が行われ鎮火した。 列車の乗客5名及び乗務員に負傷はなかった。 |
| 原因 | 本事故は、上り勾配区間において、積雪による抵抗により主電動機が高負荷状態で運転され続けたため主抵抗器が通常よりも高い熱を発した状態が続き、また、車両の両側には雪が壁状に堆積して床下機器の冷却効果が悪い状態での運行が長時間続いたことから、主抵抗器の上部付近が高温となったため、車体のはりの一部に使用されていた木材及び車両床下の配線を収容している塩化ビニール製の配管が発火したことにより発生したと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
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| 備考 |