
| 報告書番号 | RA2006-1-4 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2004年11月09日 |
| 区分 | 鉄道 |
| 発生場所 | 小坂線 茂内駅~大館駅間[秋田県大館市] |
| 事業者区分 | 中小民鉄 |
| 事業者名 | 小坂製錬株式会社 |
| 事故等種類 | 列車脱線事故 |
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | |
| 都道府県 | 秋田県 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2006年02月24日 |
| 概要 | 小坂製錬株式会社の小坂駅発大館駅行15両編成(列車は機関車を含め前から数え、前後左右は進行方向を基準とする。)の第54列車は、平成16年11月9日(火)、茂内駅を14時05分に出発した。 列車の運転士は、大館駅起点8k800m付近を速度約34km/hで惰行運転中、後部からの大きな音と衝撃を感知したため直ちに非常ブレーキを使用した。 列車は前2両が機関車、後13両が濃硫酸専用タンク車という編成であるが、2両目の機関車から12両目までが脱線し、そのうち5両目から8両目までは左へ横転した。 列車には乗務員2名(運転士及び車掌)が乗車していたが死傷者はなく、また積荷である濃硫酸は漏えいしなかった。 |
| 原因 | 本事故は、腐朽して犬くぎの支持力を失ったまくら木が連続していたため、本件列車が通過したときに発生した横圧によって軌間が拡大し、次位機前台車第1軸が脱線し、続いて後続の貨車が脱線し、一部の貨車が横転したことによるものと推定される。 腐朽したまくら木が連続して存在したのは軌道保守管理が不十分であり、まくら木交換が適正に実施されていなかったことによるものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |