報告書番号 | RA2004-4-1 |
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発生年月日 | 2003年07月18日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 長崎線 肥前長田駅~小江駅間[長崎県諌早市] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 九州旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | 負傷 |
都道府県 | 長崎県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2004年08月27日 |
概要 | 九州旅客鉄道株式会社の長崎駅発博多駅行き6両編成の上り特急電第2046M列車(かもめ46号)の運転士は、平成15年7月18日(金)、肥前長田駅~小江駅間を速度約120km/hで力行運転中、21時45分ごろ、線路上に40cm大の岩塊が落ちているのを発見した。このため、運転士は非常ブレーキを使用したが間に合わず、列車は岩塊にぶつかり脱線し、1両目(車両は前から数え、前後左右は進行方向を基準とする。)及び2両目は線路脇の盛土下へ転落、3両目は前台車が脱線した状態で停止した。 列車には、乗客76名及び乗務員2名(運転士及び車掌)が乗車していたが、このうち乗客36名及び運転士が負傷した。 1両目及び2両目は大破し、3両目も車体、台車等が損傷していた。4両目は軽微な損傷であった。 |
原因 | 本事故は、岩塊がのり面から線路上に落下していたため、本件列車の1両目前台車の右側下部が岩塊にぶつかり、その衝撃で脱線したことによるものと推定される。 岩塊が落下したのは、岩塊を支えていた周囲の土壌が長年にわたり浸食され、安定性が損なわれていたところに、当日の降雨によって岩塊周囲の土壌の流出が生じたと考えられるため、これにより岩塊が前傾するように動き出したことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | 負傷:37名(乗客36名及び運転士) |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |