報告書番号 | 2002-2-1 |
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発生年月日 | 2001年12月12日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 石勝線 川端駅構内[北海道夕張郡由仁町] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 北海道旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 北海道 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2002年06月28日 |
概要 | 北海道旅客鉃道株式会社(以下「同社」という。)の石勝線夕張駅発追分駅行き1両編成の上り普通気第2634D列車(以下「本件列車」という。)は、平成13年12月12日(水)、14時19分ごろ、川端駅2番線を約3分遅れで発車したが、このとき、本件列車の運転士(以下「運転士」という。)は出発信号機の現示を確認しなかった。発車後、速度約45㎞/h で力行運転中の14時20分ごろ、出発信号機のATS(自動列車停止装置)の直下の地上子による警報音が鳴動し、自動的に非常ブレーキが動作するとともに、運転士による非常ブレーキの操作が行われたが、同信号機を行き過ぎ、先頭台車の第1軸及び第2軸が安全側線終端の砂利盛りに進入して脱線した。 本件列車には乗客2人及び乗務員1人(運転士)が乗車していたが、乗客及び乗務員に死傷はなかった。 本件列車の損傷は軽微であった。 |
原因 | 本事故は、出発信号機が停止信号を現示しているにもかかわらず、同信号機の現示を確認しないで発車し、力行運転を続けた結果、同信号機の手前でATSによる警報音が鳴動し、自動的に非常ブレーキが動作するとともに、運転士により非常ブレーキの操作が行われたが、同信号機までに停止することができず、安全側線終端の砂利盛りに進入し、脱線したことによるものと推定される。 なお、運転士が出発信号機を確認しなかったことについては、業務外での気がかりなことがあったことが関与した可能性がある。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |