報告書番号 | RA2010-6-1 |
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発生年月日 | 2009年12月28日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 根室線 富良野駅構内[北海道富良野市] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 北海道旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 鉄道人身障害事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | 負傷 |
都道府県 | 北海道 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2010年12月17日 |
概要 | 北海道旅客鉄道株式会社の根室線滝川(たきかわ)駅発新得(しんとく)駅行き1両編成の下り快速第3441D列車は、平成21年12月28日(月)ワンマン運転により滝川駅を定刻 (20時36分)に出発した。列車の運転士は、富良野駅構内に進入した後、進路上に保守用車を認めてブレーキ操作を行ったが間に合わず、保守用車に衝突して停止した。 同列車には乗客12名と運転士1名が乗車していたが、このうち乗客9名が負傷した。 また、保守用車には保線係員3名が乗車しており、全員が負傷した。 |
原因 | 本事故は、本件排モが構内を転線するため3番線と2番線とを分岐する富良野駅44号ポイントを通過している最中に、同ポイントが転換したことにより同ポイントが損傷し、同ポイント付近に停止していたところに、場内信号機の注意信号に従って進入してきた本件列車が、直前で前方の本件排モに気付き、ブレーキ操作を行ったものの止まりきれず衝突したことにより、同列車の乗客及び保線係員が負傷したものと考えられる。 本件排モが44号ポイントに進入したことについては、以下に示す事柄が重なったために発生したものと考えられる。 (1) 同44号ポイントが本件排モから見て開通した状態であり進入できる状態となっていたこと。 (2) 5番線への転線計画について、本件排モ側は、上り島ノ下駅方本線経由の計画を上り入換線経由の計画に変更したと認識していたために、保線係員が上り入換線経由の計画に着手したこと。 本件排モが進路上に停止しているにもかかわらず場内信号機に注意信号が現示されたことについては、5番線への転線計画について富良野駅側は、上り島ノ下駅方本線経由の計画を下り布部駅方本線経由の計画に変更したと認識していたため、本件列車を富良野駅に進入させても問題ないと考えたことによるものと考えられる。 転線経路について本件排モ側と富良野駅側との間に認識の相違があったことについては、余裕時間がない状況下で無理な転線計画が策定され、実施されたために転線計画が正確性に欠けるものであった可能性や、転線の着手承認手続きが定められたとおりに行われなかったことによる可能性があると考えられる。 本件列車が本件排モの手前に停止できなかったことについては、本件排モに乗務していた保線係員及び富良野駅の信号扱い者によって列車防護による停止手配が取られなかったためと考えられる。 |
死傷者数 | 負傷:12名(乗客9名及び鉄道係員(保線係員)3名) |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |