報告書番号 | RI2009-3-1 |
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発生年月日 | 2009年01月15日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 函館線 江部乙駅~滝川駅間(複線)[北海道滝川市] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 北海道旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 信号違反 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 北海道 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2009年09月18日 |
概要 | 北海道旅客鉄道株式会社の函館線旭川駅発岩見沢駅行き3両編成の上り普通第2192M列車の運転士は、平成21年1月15日(木)14時36分ごろ滝川駅の上り第1閉そく信号機の注意信号(Y)現示を確認して進行したところ、同駅の上り場内信号機手前で停止している北旭川駅発札幌貨物ターミナル駅行き第1080列車の最後部を認めたため、直ちに常用ブレーキを使用したが、列車は当該上り第1閉そく信号機を越えたところで停止した。# なお、当該列車には、乗客44名と乗務員2名が乗車していたが、負傷者はなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、信号機構の更新工事時の作業において、信号ケーブルを所定の端子に接続せずに間違えて接続し、そのまま工事を終了したことから、信号機の内方に列車が在線しているにもかかわらず、当該信号機が停止信号(R)を現示しない状況となっており、注意信号(Y)を現示していたため、当該信号機で防護している区間に後続の列車が進入し、一つの閉そく区間に同時に2列車が在線する事態となったものと考えられる。 また、信号機構の更新工事時に接続間違いを発見できなかったのは、工事終了後の最終チェック及び信号現示の変化の確認作業が確実に行われていなかったことによるものと考えられる。これについては、同社が安全の根幹に係る重要設備である信号機の工事において、確実に実施すべき確認作業への配慮を欠いていたことが関与した可能性があると考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |