JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 RA2009-8-2
発生年月日 2008年08月12日
区分 鉄道
発生場所 鈴鹿線 三日市駅構内 [三重県鈴鹿市]
事業者区分 大手民鉄
事業者 近畿日本鉄道株式会社
事故等種類 列車火災事故
都道府県 三重県
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2009年10月30日
概要  近畿日本鉄道株式会社の鈴鹿線伊勢若松駅発平田町(ひらたちょう)駅行き3両編成の下り第2371列車は、平成20年8月12日(火)、ワンマン運転で鈴鹿市駅を定刻(23時43分15秒)より約30秒遅れて出発した。列車の運転士は、三日市駅に停車のためブレーキを扱ったところ、「ボン」という異音とともに車内が停電となった。三日市駅に停車し、乗客の避難誘導を行った後、2両目(車両は前から数え、前後左右は進行方向を基準とする。)の床下機器が異常に赤熱していたのを認めたため、消火器による消火活動を行ったが消えなかった。その後、車内の腰掛け等が燃焼し、消防による消火活動が行われ鎮火した。
 列車には、約50名の乗客が乗車していたが、乗客及び乗務員に負傷はなかった。
原因  本事故は、単位スイッチL1プラス端子取付金具から断流器箱を経て吊りボルトに至る大きなアーク放電が発生し、このアーク放電による熱により床板のキーストンプレートに穴があき、この穴から車内に火炎が進入したことにより発生したものと考えられる。なお、この吊りボルトに近接して敷設されていた制御配管にアークが転移して穴があき、本件編成の元空気ダメ等に蓄積されていた圧縮空気が吹き出したことにより、この付近で発生した火炎の勢いはさらに増大したものと考えられる。
 アーク放電が発生したことについては、単位スイッチL1の絶縁支柱及び断流器箱の吊りボルトに取り付けられていた碍子の絶縁抵抗が低下したこと、又は、単位スイッチL1の吹消しコイル5巻目に置き割れが生じたことが関与した可能性が考えられるが、いずれが関与したかについては、明らかにすることはできなかった。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(WMV)
備考
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    なお、動画はWMV形式でデータ速度は1000kbpsです。