報告書番号 | RA2007-8-1 |
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発生年月日 | 2004年10月23日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 上越新幹線 浦佐駅~長岡駅間[新潟県長岡市] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 東日本旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 新潟県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2007年11月30日 |
概要 | 東日本旅客鉄道株式会社の東京駅発新潟駅行き10両編成の下り第325C列車(とき325号)は、平成16年10月23日(土)、浦佐駅を定刻(17時49分)に通過した後、その先頭が大宮駅起点205k701mの滝谷(たきや)トンネル出口から出て、直線区間を速度約200km/hで走行中、大きな揺れとともに非常ブレーキが作動して、大宮駅起点207k828m付近に停止した。 当該列車は、停止時に、10両中8両(20台車中12台車、40軸中22軸)が脱線していたが、1両目の前台車第1軸(車両は前から数え、前後左右は進行方向を基準とする。)は、左車輪とギヤ・ケースとの間に左レールを、右車輪と排障器との間に右レールを、それぞれ挟んだ状態で停止しており、線路から大きく逸脱していなかった。また、すべての車両は連結を保持したままであった。 当該列車には、乗客151名、乗務員2名及び車内販売員1名の計154名が乗車していたが、死傷者はなかった。 当該列車は、全車両に損傷があったが、客室内に損傷は見受けられなかった。 なお、同日17時56分ごろ、列車停止位置の南約11kmを震央とする最大震度7の「平成16年(2004年)新潟県中越地震」が発生した。 |
原因 | 本事故は、本件列車が走行する前には脱線につながるような損壊がなかった軌道を本件列車が走行しているときに、大きな地震動を受けたため、車輪の上昇量がフランジ高さを超え、また、車輪とレールの左右相対変位が限界を超えたことにより本件列車が脱線したことによるものと推定される。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |