報告書番号 | AA2012-3-1 |
---|---|
発生年月日 | 2010年08月18日 |
発生場所 | 香川県仲多度郡多度津町佐柳島付近 |
航空機種類 | 回転翼機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
LOW ALTITUDE OPERATIONS |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
MANEUVERING |
人の死傷 | 死亡 |
航空機区分 | 回転翼航空機 |
型式 | ベル式412EP型 |
登録記号 | JA6796 |
運航者 | 海上保安庁 |
事故等種類 | 電線接触墜落 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2012年03月30日 |
概要 | 海上保安庁所属ベル式412EP型JA6796は、平成22年8月18日(水)、瀬戸内海東部海域のしょう戒飛行のため広島空港を13時47分に離陸し、香川県仲多度郡多度津町佐柳島付近を飛行中、佐柳島と小島(おしま)の間に張られていた架空線に接触し、15時10分ごろ付近の海域に墜落した。 同機には、機長ほか同乗者4名の計5名が搭乗していたが、全員死亡した。 同機は大破したが、火災の発生はなかった。 |
原因 | 本事故は、同機が、小島・佐柳島の間を南から北に通過するときに、島間にあった架空線(佐柳線)に接触したため、墜落したものと推定される。 同機が佐柳線に接触したことについては、当時の機長及び副操縦士が島間の低空飛行における障害物に対する認識を欠いていたこと及び航空障害灯を視認していなかったことによる可能性が考えられる。 機長及び副操縦士が島間の低空飛行における障害物に対する認識を欠いていたことについては、手島から高見島までの島間には架空線がなかったため、それまでと同じ飛行との認識のままでいたことが、機長及び副操縦士が航空障害灯を視認していなかったことについては、佐柳島航空障害灯の閃光の視認性が当該鉄塔の右斜め前方にある樹木によって低下していたことが、それぞれ関与した可能性が考えられる。 |
死傷者数 | 5名死亡(機長及び同乗者4名) |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |