報告書番号 | AI2010-2-1 |
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発生年月日 | 2008年08月12日 |
発生場所 | 大阪国際空港A滑走路上 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
TAKEOFF |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボンバルディア式DHC-8-402型 |
登録記号 | JA848C |
運航者 | 日本エアコミューター株式会社 |
事故等種類 | 機材故障 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2010年02月26日 |
概要 | 本件は、航空法施行規則第166条の4第6号に規定された「発動機の破損(発動機の内部において大規模な破損が生じた場合に限る。)」に該当し、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。# 日本エアコミューター株式会社所属ボンバルディア式DHC-8-402型JA848Cは、平成20年8月12日(火)、同社の定期2409便として大阪国際空港から鹿児島空港へ向けて離陸滑走中、16時27分、第1エンジンから異音が発生して出力が失われたため、離陸を中止した。# 同機には、機長ほか乗務員4名及び乗客63名、計68名が搭乗していたが、死傷者はいなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機が離陸する際、第1エンジンのLPTベーン・セグメント内側ドラムが脱落してLPTの回転部分に挟まったため、回転していたLPTブレードが損傷し、さらに、それらの破片で後段のインタータービン・ベーン、PTブレード(第1段、第2段)及びPTベーンが損傷したものと推定される。# LPTベーン・セグメントの内側ドラムが脱落したのは、同セグメントを構成する4枚のベーンが劣化して欠損したためであり、LPTベーンの劣化は、前段に位置するHPTシュラウドの劣化に伴って発生し、進行したものと推定される。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
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