
| 報告書番号 | AA2018-6-2 | 
|---|---|
| 発生年月日 | 2017年06月03日 | 
| 発生場所 | 富山県中新川郡立山町芦峅寺 | 
| 航空機種類 | 飛行機 | 
| 事故等種別の分類 (Occurrence Category)  | 
                            
                                CONTROLLED FLIGHT INTO OR TOWARD TERRAIN ICING  | 
                        
| 飛行の段階 (Phase of Flight)  | 
                            
                                EN ROUTE | 
                        
| 人の死傷 | 死亡 | 
| 航空機区分 | 小型機 | 
| 型式 | セスナ式172P型 | 
| 登録記号 | JA3989 | 
| 所属 | 新中央航空株式会社 (法人番号 6050001025250)  | 
                        
| 事故等種類 | 山頂付近への衝突 | 
| 報告書(PDF) | 公表/説明資料 | 
| 公表年月日 | 2018年08月30日 | 
| 概要 |  新中央航空株式会社所属セスナ式172P型JA3989は、平成29年6月3日(土)、富山空港を出発し松本空港へ向けて飛行中、14時50分ごろ、立山連峰獅子岳の山頂付近(標高約2,700m)に衝突した。 同機には、機長、他の操縦士及び同乗者2名の計4名が搭乗していたが、全員が死亡した。 同機は大破したが、火災は発生しなかった。  | 
                        
| 原因 |  同機は、山岳地帯を有視界飛行方式で飛行中、雲中飛行となったものと考えられ、機長及び操縦士Aが地表を視認して自機の位置及び周囲の状況を把握することが困難となり、山頂付近に近づいて衝突したものと考えられる。 山頂付近に近づいて衝突したことについては、視界を失って衝突を回避できなかった、機体着氷により高度の維持ができなくなったか若しくは失速した、又は強い乱気流に遭遇した可能性が考えられるが、搭乗者が死亡したため特定することはできなかった。 同機が雲中飛行となったことについては、機長及び操縦士Aによる出発前の山岳地帯の気象予測が不十分であったこと及び飛行中の引き返しの決断が遅れたことによるものと考えられる。  | 
                        
| 死傷者数 | 4名死亡(機長、操縦士及び同乗者2名) | 
| 勧告・意見 | 勧告 | 
| 情報提供 | |
| 動画(WMV) |