報告書番号 | AA2017-2-2 |
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発生年月日 | 2016年03月26日 |
発生場所 | 大阪府 八尾空港 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
ABNORMAL RUNWAY CONTACT |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
LANDING |
人の死傷 | 死亡 |
航空機区分 | 小型機 |
型式 | ムーニー式M20C型 |
登録記号 | JA3788 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 着陸復行時の墜落 |
報告書(PDF) | 公表/説明資料 |
公表年月日 | 2017年03月30日 |
概要 | 個人所属ムーニー式M20C型JA3788は、平成28年3月26日(土)16時18分ごろ、八尾空港滑走路27に着陸の際、バウンドし復行を試みたが上昇中に失速しスピンに入り、滑走路南側ショルダーに墜落した。 同機には、機長ほか同乗者3名が搭乗していたが、全員死亡した。 同機は大破し、火災が発生した。 |
原因 | 本事故は、同機が着陸の際、接地後にバウンドし復行を試みたが、異常な機首上げ姿勢での上昇となり、それが継続して速度が低下し、失速が間近に迫る状況でも回避できなかったため、失速しすぐにスピンに入り墜落したものと推定される。 同機が異常な機首上げ姿勢での上昇となり、それが継続し、失速が間近に迫る状況でも回避できなかったことについては、機長又は同乗者Aが操縦していたが同機の操縦できる範囲を超え、過大となった機首上げを抑え込むことができなかったこと等による可能性が考えられるが、同機の搭乗者が全員死亡したことにより、特定することができなかった。 また、同機の重量は最大重量を超過し、重心位置は最大重量に対応する後方限界よりも後方にあった。これらのことは、操縦性及び安定性等に影響し、接地後のバウンド、復行時の異常な機首上げ姿勢、低速飛行時の安定性の低下、失速及びスピンの発生に関与した可能性が考えられる。 |
死傷者数 | 4名死亡(搭乗者) |
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動画(WMV) |