JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 keibi2009-6
発生年月日 2008年10月12日
事故等種類 運航阻害
事故等名 油送船第二十八鶴菱丸運航阻害
発生場所 観音埼灯台から真方位090°1.4海里付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 タンカー
総トン数 500~1600t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2009年06月26日
概要  本船は、平成17年第2回定期検査入渠工事において、逆転機の開放整備を行い、各部を点検して異常がなく、スチール板、摩擦板は継続使用とされ、潤滑油の全量新替えを行い、潤滑油冷却器を陸揚げ分解開放掃除した。
 千葉県千葉港を発し、福島県小名浜港に向けて航行中、平成20年10月12日15時07分ごろ、逆転機の油圧低下警報が発生し、油圧が0kgf/cm2となっていたので、15時10分ごろ主機を停止した。
 逆転機潤滑油こし器を掃除のうえ、逆転機の予備潤滑油ポンプを運転すれば油圧は回復するものの、直結ポンプ単独運転とすると油圧が徐々に低下したため、こし器を再度開放したところ、潤滑油の汚れと金属粉を認めた。その後も逆転機クラッチの嵌合・離脱及びこし器の開放掃除を繰り返したが、直結ポンプ単独では油圧が短時間で低下し、維持できなかった。
 翌13日05時30分から神奈川県横須賀港に仮泊し、翌14日逆転機の短時間使用で横須賀港沖に自力で着岸したのち、製造業者が逆転機の陸揚げ修理を実施した。
原因  本インシデントは、逆転機の後進クラッチ内部に異物をかみ込んだため、後進スチールプレートが損傷したことにより発生した可能性があると考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。