
| 報告書番号 | keibi2015-12 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2014年10月02日 |
| 事故等種類 | 運航不能(航行設備故障) |
| 事故等名 | 漁船寶榮丸運航不能(機関故障) |
| 発生場所 | 北海道根室市納沙布岬南東方沖 納沙布岬灯台から真方位109°278海里付近 |
| 管轄部署 | 函館事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 200~500t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2015年12月17日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか27人(日本国籍8人、キリバス共和国籍15人、インドネシア共和国籍4人)が乗り組み、納沙布岬南東方沖で操業中、平成26年10月2日12時45分ごろ、主機が過給機のサージング(空気冷却器の空気の通り道(以下「空気側」という。)が汚損すれば、主機燃焼用の空気量が不足し、過給機の送風量が過多となるなどして均衡が崩れた際、異音を伴う振動が生じる。)に伴い、黒煙及び異音を発するようになった。 船長は、主機を一旦停止したものの、台風が接近しており、風浪によりロシア連邦の境界方向に圧流されていたので、微速力前進にかけて対地速力約6ノットで帰航することとした。 本船は、3日11時47分ごろ、主機が、異音を発して排気温度が上昇したので、主機を停止し、救助要請に応じて来援した巡視船にえい航され、6日05時30分ごろ北海道釧路市釧路港に帰った。 主機は、機関整備業者により開放点検が実施され、4番シリンダの吸気弁の弁傘部が欠損しており、空気冷却器の空気側が油分、ごみ等により汚損していることが判明し、それぞれ修理された。 |
| 原因 | 本インシデントは、本船が、納沙布岬南東方沖で操業中、主機の空気冷却器の空気側で汚損が進展したため、過給機がサージングを生じるようになって主機の運転ができなくなったことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。