
| 報告書番号 | MI2015-11 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2014年05月24日 |
| 事故等種類 | 運航不能(航行設備故障) |
| 事故等名 | ロールオン・ロールオフ貨物船ひまわり5運航不能(機関故障) |
| 発生場所 | 東京都大島町伊豆大島灯台西方沖 伊豆大島灯台から真方位258°7.0海里付近 |
| 管轄部署 | 横浜事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 貨物船 |
| 総トン数 | 10000~30000t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2015年11月26日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか13人が乗り組み、車両約411台を積載し、平成26年5月23日20時40分ごろ福岡県福岡市博多港に向けて京浜港東京区を出港した。 機関長は、伊豆大島灯台西方沖を対地速力約20ノット、主機回転数毎分110で南進中、24日01時06分ごろ、船長に主機の3番シリンダヘッドから冷却水が漏れており、主機を停止したい旨の要請を行なった。 船長は、他船の航行の妨げとならない海域に本船を移動させて主機を停止した後、機関長に状況を確認して早期の復旧は無理と判断し、船舶所有者及び運航会社等の関係先に状況を報告するとともに海上保安庁に救助を要請した。 本船は、04時00分ごろ、主機の取扱説明書に記載された方法で行った3番シリンダの減筒運転の準備が完了し、来援した巡視船が見守る中、試運転を開始した。 本船は、主機の運転状況に異常がなく、また、船級協会に対して故障の発生状況、減筒運転のための対策実施状況、試運転の状況等を報告したところ、博多港まで航海しても支障ない旨の見解が示されたことから、09時50分ごろ博多港に向けて航行を再開した。 本船は、26日05時30分ごろ博多港に入港し、機関製造業者の作業員等が乗船して主機3番シリンダのシリンダヘッドを開放したところ、‘シリンダヘッド下部に装着され、シリンダヘッドとの隙間に冷却水通路を形成する水室金物の水密用Oリング’(以下「本件Oリング」という。)が炭化して冷却水漏れを生じており、シリンダヘッドの冷却水通路側壁面が過熱されて黒く変色していることが判明し、シリンダヘッド及び排気弁等一式が交換された。 |
| 原因 | 本インシデントは、本船が、主機の3番シリンダに冷却水が流れていない状態で運転されたため、同シリンダが冷却不足となり、シリンダヘッドが過熱して本件Oリングが炭化し、伊豆大島灯台西方沖を南進中、水室金物周辺から冷却水が漏れ出して主機の運転ができなくなったことにより発生したと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。