
| 報告書番号 | MI2015-10 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2014年12月03日 |
| 事故等種類 | 運航不能(航行設備故障) |
| 事故等名 | 貨物船海門丸運航不能(機関故障) |
| 発生場所 | 鹿児島県長島町長島北西方沖(長島海峡) 戸島灯台から真方位045°4,320m付近 |
| 管轄部署 | 長崎事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 貨物船 |
| 総トン数 | 500~1600t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2015年10月29日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか4人が乗り組み、約10ノット(kn)の速力(対地速力、以下同じ。)で長島海峡を航行中、船内電源の母線電圧低下警報が鳴って電源が喪失し、平成26年12月3日14時41分ごろ、主機が停止して主機異常停止警報が鳴った。 船長は、警報音を聞いて昇橋し、電源の喪失と主機の停止を確認した。 機関長は、警報音を聞いて機関室に入ったところ、電源が喪失状態であったが、主発電機のディーゼル機関が運転していたので、14時45分ごろ主発電機のACB(気中遮断器)を手動で投入して電源を復旧させた。 船長は、電源復旧後、乗組員を船首に配置し、水深が深いので左舷の錨鎖を2節(約50m)繰り出し、前進行きあしが約3knになったところで14時52分ごろ戸島北北東方沖に左舷錨を投入した。 本船は、仮泊後、機関長が主機を始動したが運転状態には至らず、船長が船舶所有者工務監督に状況の報告を行い、タグボートによるえい航を要請した。 本船は、来援したタグボートにえい航され、熊本県八代市八代港港外に投錨し、その後、機関製造業者による主機の開放整備を行い、全シリンダの吸気弁の弁棒に曲損、吸気弁ガイドブッシュ下端に亀裂及びピストン頂面に打痕が認められた。 |
| 原因 | 本インシデントは、本船が、長島海峡を航行中、船内電源が喪失した際、バックアップ用のDC24Vバッテリの電圧が低下していたため、主機が、過回転運転となったものの、危急停止せずに運転を続けて吸気弁の弁棒が曲損し、主機の運転ができなくなったことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。