JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2015-11
発生年月日 2014年05月17日
事故等種類 転覆
事故等名 プレジャーボートMIE Ⅳ転覆
発生場所 福井県敦賀市白木漁港北北西方沖  立石岬灯台から真方位238°4,900m付近
管轄部署 神戸事務所
人の死傷
船舶種類 プレジャーボート
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年10月29日
概要  本船は、船長が1人で乗り組み、友人(以下「同乗者」という。)3人を乗せ、船首約0.45m、船尾約0.60mの喫水で、白木漁港北北西方沖600m付近において、船外機を停止させ、船首を南方に向けて漂泊していた。
 船長は、右舷側の操縦場所で、同乗者3人は、1人が船長の左隣、他の2人が後部の両舷でそれぞれ立って釣りを行っていたところ、突然に船尾方から波高約1.5~2.0mの波を受け、船尾端から船内に浸水した。
 本船は、数秒間のうちに3回の波を受け、船長は、後部の同乗者にバケツによる排水を依頼し、自らは船首を風波に立てるために船外機を始動し、機関操縦レバーを前進に入れ、左舵一杯として船首が南南東方に向いた頃、船尾部が沈み、船内に滞留していた海水が船尾側に移動するとともに船尾ブルワークの上縁が海面下に没し、船外機が停止した。
 本船は、更に左舷船尾に4回目又は5回目の波を受け、平成26年5月17日10時37分ごろ左舷側に転覆した。
 船長ほか同乗者3人は、同乗者のうち2人が転覆と同時に投げ出され、船長及び他の同乗者が転覆した本船の下に残されたものの、すぐに脱出し、その後、全員が転覆した状態の本船につかまり、同乗者のうち1人が118番通報を行い、11時19分ごろ巡視船の搭載艇に全員が救助された。
 本船は、風浪に圧流されて陸岸に漂着し、後日、船長ほか同乗者が回収したものの、船体全般に亀裂を生じており、廃船処理された。
原因  本事故は、本船が、白木漁港北北西方沖において、船首を南方に向けて漂泊中、波高約1.5~2.0mの波を船尾に受けたため、船内に浸水し、船尾ブルワークの上縁が海面下に没した状態となり、転覆したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。