JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 keibi2015-10
発生年月日 2014年10月23日
事故等種類 火災
事故等名 練習艦せとゆき火災
発生場所 千葉県木更津市海ほたる(木更津人工島)北方沖  東京湾アクアライン海ほたる灯から真方位360°3.1km付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 公用船
総トン数 3000~5000t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年10月29日
概要  本船は、艦長及び機関長ほか171人が乗り組み、神奈川県横須賀市横須賀港から千葉県浦安市舞浜沖に向けて海ほたる北方沖を対地速力約19ノット(kn)で北進中、平成26年10月23日18時50分ごろ、機関操縦室で当直に当たっていた機関長が、監視盤を見て第3機関室に設置された1号巡航タービンの振動計が振り切れ、金属が擦れ合うような異音を発したことに気付き、直ちに1号巡航タービンを停止し、第3機関室の当直者に1号巡航タービンの点検を指示した。
 当直者は、約1分後、1号巡航タービンの減速機側最端部のケーシングの隙間から煙と火炎が噴き上がるのを認め、粉末消火器による消火作業を実施したが、火炎は収まらず、高さ約1.5mにまで達したので、海水ポンプを運転して、タービンケーシングを海水で冷却しながら消火活動を行ったところ、約10分後に鎮火を確認した。
 本船は、24日09時ごろ京浜港東京区晴海ふ頭に着岸し、損傷状況及び火災発生状況等の調査を行ったが、1号巡航タービン以外に損傷はなかった。
 1号巡航タービンは、その後、造船所へ入渠した際に陸揚げされ、機関製造業者による開放修理が行われた結果、出力タービンの玉軸受の損傷が確認された。
原因  本事故は、本船が、海ほたる北方沖を北進中、1号巡航タービンの出力タービンの玉軸受が損傷したため、漏れた潤滑油が燃焼ガスに接触して発火し、減速機側最端部のケーシングの隙間から煙と火炎が噴き上がったことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。