
| 報告書番号 | MA2015-11 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2014年12月22日 |
| 事故等種類 | 衝突(単) |
| 事故等名 | 油タンカー千恵丸衝突(防波堤) |
| 発生場所 | 北海道室蘭市室蘭港の北防波堤先端付近 室蘭港北防波堤灯台から真方位034°45m付近 |
| 管轄部署 | 函館事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | タンカー |
| 総トン数 | 3000~5000t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2015年10月29日 |
| 概要 | 本船は、船長ほか9人が乗り組み、ガソリン約4,800kℓ及び軽油約1,000kℓを積載し、青森県青森港経由で秋田県秋田港へ向けて、平成26年12月22日17時45分ごろ室蘭港第2区の桟橋を離れた。 船長は、機関長を船橋内に配置して操船に当たり、雪が降っている中、目視で港口方向に白鳥大橋及び北防波堤を認めていたところ、錨を揚収した17時54分ごろ、突然、吹雪で船首端が見えなくなるほどの視界制限状態となったことに気付いた。 船長は、故障していた暖房装置の影響で室温が低下して窓ガラスの一部が凍結し、ふだん使用しているチャートプロッターが作動せず、レーダー画面が真っ白になっていたものの、そのうち吹雪がやんで視界が回復するので、早めに航路に入れば何とか出港できるだろうと思い、続航した。 本船は、対地速力約5.3ノット(kn)で南西進中、17時57~58分ごろ、船長が正船首方に室蘭港南防波堤灯台の赤色灯を僅かに認めた。 船長は、赤色灯の距離が近くに感じたので、既に本船が航路に入っているものと思い、西進しながらレーダー画面の感度調整を行っていたところ、18時02分ごろ、衝撃を感じ、船首が北防波堤先端付近に衝突したことに気付いた。 本船は、すぐに北防波堤から離れて続航し、船長が船舶所有者、運航者及び海上保安庁へ電話で通報した後、海上保安庁の許可を得て室蘭港第3区に投錨した。 |
| 原因 | 本事故は、夜間、室蘭港において、本船が出航する際、雪により視界制限状態となった状況下、船長が、降雪によりレーダー画面で物標などが識別できず、また、チャートプロッターに不具合が生じて船位の確認が困難な状況で出航したため、北防波堤に向けて航行し、北防波堤に衝突したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。