JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MI2015-9
発生年月日 2015年01月13日
事故等種類 運航阻害
事故等名 旅客フェリーフェリーなるしお運航阻害
発生場所 長崎県佐世保市宇久島平漁港  平港南防波堤灯台から真方位320°250m付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷
船舶種類 旅客船
総トン数 500~1600t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年09月17日
概要  本船は、船長、機関士A及び機関員Aほか8人が乗り組み、旅客35人を乗せ、車両10台を積載し、船長及び機関員Aが船橋配置について1号及び2号発電機を並列運転として平漁港の岸壁に接近中、煙突から白煙が上がって2号発電機原動機が停止し、平成27年1月13日13時00分ごろ、2号発電機のACB(気中遮断装置)が開放されて並列運転が解除され、ウインドラスが使用不能となった。
 船長は、船首配置の航海士からウインドラスを使用できないとの報告を受け、船首の係留索を巻き取ることができないので、着岸することを諦め、主機及び操舵機が運転状態であることを確認し、一旦港外(防波堤の外)に出ることとした。
 本船は、平漁港から港外(防波堤の外)に向けて極微速力前進で航行し、13時15分ごろ、平漁港から南南東方沖約1.4海里(M)付近において、1号発電機原動機が停止して電源を喪失したので、右舷錨を投下した。
 本船は、機関長、機関士A及び機関員Aが発電機原動機停止の原因を究明するため、B重油常用タンクのドレンを調査したところ、燃料油に水分が混入していることを発見し、B重油常用タンクの燃料油をNo.1燃料油タンク(左舷)に落とし込んだ後、No.1燃料油タンク(右舷)の燃料油を燃料油系統に供給して水分が混入した燃料油と置換した。
 本船は、17時30分ごろ発電機原動機を始動して電源を復旧し、18時09分ごろ主機を始動して抜錨した後、18時35分ごろ平漁港に着岸した。
原因  本インシデントは、本船が、平漁港で岸壁に接近中、燃料油に水分が混入したため、2号発電機原動機が停止し、1号発電機の負荷が増大して優先遮断機能が作動し、ウインドラスへの電源供給が絶たれて使用不能になったことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。