JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 keibi2015-9
発生年月日 2015年03月04日
事故等種類 衝突(単)
事故等名 セメント運搬船陸龍丸衝突(灯浮標)
発生場所 浦賀水道航路(中央第1号灯浮標)  海獺島灯台から真方位090°3.78km付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 貨物船
総トン数 5000~10000t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年09月17日
概要  本船は、船長及び機関長ほか8人が乗り組み、船首3.62m、船尾5.47mの喫水で、北海道函館港に向けて京浜港東京区を出航し、浦賀水道航路南側出口付近を航行中、波浪の影響を受けてプロペラが頻繁に海面に露出するようになり、平成27年3月4日17時 11分ごろ、主機がレーシング(空転)による過速度を感知して危急停止するとともに、主機駆動の軸発電機も停止して船内電源が喪失し、操船不能となった。
 本船は、その後間もなく、主発電機が自動始動して船内電源が復旧したが、主機を始動するまでの間、風浪により船首が左舷方向へ落とされ、右舷側から風浪を受ける状態で、浦賀水道航路中央第1号灯浮標(以下「1号灯浮標」という。)に向かって北東方向に圧流された。
 本船は、主機が17時18分ごろ復旧し、直ちに後進としたが、間に合わず、17時20分ごろ左舷中央部付近が1号灯浮標に衝突した。
 本船は、海上保安庁に本事故の発生を通報し、直ちに各部の点検を行い、船体に損傷が生じていることを確認した。
 本船は、航行に支障がなかったので、海上保安庁の指示の下、19時00分ごろ横須賀港沖に投錨し、21時00分ごろ抜錨して函館港に向かった。
原因  本事故は、本船が、浦賀水道航路南側出口付近において、荒天に伴う南方からのうねりが発生している状況下、波浪の影響を受けてプロペラが海面上に頻繁に露出するようになった際、主機の回転数を下げるなど、レーシングを防止する措置を採らなかったため、主機がレーシングによる過回転を感知して危急停止し、操船不能となり、圧流されて1号灯浮標に衝突したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。