JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2015-10
発生年月日 2014年11月14日
事故等種類 衝突(単)
事故等名 ヨット珠光Ⅱ衝突(防波堤)
発生場所 静岡県下田市下田港内  下田灯台から真方位315°530m付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷 死亡
船舶種類 プレジャーボート
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年09月17日
概要  本船は、回航業者の船長と船舶所有者が乗り組み、静岡県沼津市内浦漁港から京浜港横浜区に回航する目的で、静岡県下田港に向けてメインセールを縮帆し、機帆走で駿河湾を南進した。
 本船は、伊豆半島西岸の波勝岬沖に達したとき、西からの風勢が増したことから、メインセールを更に縮帆し、ジブセールも縮帆して機帆走状態で伊豆半島に沿って航行を続け、静岡県下田市神子元島の南方沖で左転したのち、左舷正横からの風浪を受けながら下田港口に向けて北進した。
 本船は、神子元島北方沖2海里付近で、強風を受けて右舷側に2回の大傾斜を生じたとき、燃料系統に空気を吸引して主機が停止した。
 本船は、更に縮帆してクロスホールドの状態で下田港内への進入を試みたものの、風が強く、風下に圧流されながら北進する状況となり、平成26年11月14日15時00分ごろ、下田港外防波堤に衝突した。
 本船は、防波堤に衝突後、衝突地点の東側の消波ブロックに圧流され、消波ブロックに打ち付けられて沈没した。
 船長及び船舶所有者は、沈没前に落水し、本船の防波堤への衝突に気付いて駆けつけた防波堤建設業者によって救助された。
 船長は、搬送先の病院で溺水による死亡と検案された。
原因  本事故は、風力6の西風が吹く状況下、本船が、下田港内へ向けてクロスホールドで北進中、下田港外防波堤に向かう態勢となって航行したため、同防波堤に衝突したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 死亡:1人(船長)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。