JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MI2015-8
発生年月日 2014年12月01日
事故等種類 運航不能(航行設備故障)
事故等名 油タンカーゆうよう丸運航不能(舵故障)
発生場所 福島県浪江町東方沖  小良ケ浜灯台から真方位064°25海里付近
管轄部署 仙台事務所
人の死傷
船舶種類 タンカー
総トン数 3000~5000t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年08月27日
概要  本船は、船長ほか11人が乗り組み、千葉県千葉港で積荷を行った後、船首約5.45m、船尾約6.85mの喫水で、平成26年11月30日青森県青森市青森港に向けて出港した。
 本船は、主機を回転数毎分約197~198、プロペラのピッチ角を約14°~16°とし、対地速力約13.5ノットで浪江町東方沖を北北東進中、12月1日11時55分ごろ船尾方で異常音が発生し、1分間ほどおいて再度発生し、舵を切っていないにもかかわらず右転を開始した。
 船長は、船橋当直を行っていたが、舵装置の異常を認めて直ちに船舶所有者の担当者に連絡した後、自動操舵から手動操舵に切り替えたり、操舵機室で非常操舵を行ったりしたが、舵角の指示が正常に動くものの舵が効かないことを認めた。
 本船は、船長が舵装置の点検を行っている間、右転したり左転したりを繰り返していたが、船長が航行不能と判断し、16時ごろ主機を停止した。
 本船は、来援したタグボートにえい航され、5日宮城県仙台塩釜港に入港した。
 本船は、仙台塩釜港で舵装置の点検が行われた結果、舵板の脱落が発見された。
原因  本インシデントは、本船が、浪江町東方沖を北北東進中、舵頭材下部フランジの右舷側が切断及び舵頭材取付用左舷側ボルト全部が折損したため、舵板が脱落したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。