
| 報告書番号 | MA2015-8 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2014年09月11日 |
| 事故等種類 | 浸水 |
| 事故等名 | 貨物船WAN HAI浸水 |
| 発生場所 | 岡山県備前市片上港 穂浪三等三角点から真方位214°980m付近 |
| 管轄部署 | 広島事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 貨物船 |
| 総トン数 | 500~1600t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2015年07月30日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか8人(ベトナム社会主義共和国籍1人、中華人民共和国籍7人)が乗り組み、片上港に着岸していた。 三等機関士は、平成26年9月11日22時50分ごろ、洗濯用の洗剤を機関室に取りに行ったところ、機関室右舷側の主機冷却海水取入弁付近の同冷却海水管から海水が噴き出ていたので機関長に報告した後、機関長及び機関員2人と共に冷却海水管に開いた破口を塞ぐ応急修理を行った。 機関長は、応急修理後も機関室内の海水量が増え続け、海水が機関室最下層のプレート上まで達する状況となったものの、他の浸水箇所を確認できず、手探り状態で主機冷却海水取入弁及び補機冷却海水取入弁の閉鎖を試みたが、いずれも完全に閉めることができなかった。 本船は、乗組員による浸水防止措置ができなくなり、12日00時20分ごろ無線で海上保安庁に浸水していることを通報し、17時 ごろサルベージ会社によって主機冷却海水取入口及び補機冷却海水取入口のあるシーチェストの2か所に防水板が取り付けられ、浸水量が減少した。 本船は、機関室の約3分の2の高さまで浸水した海水を排水ポンプでバラストタンクに移送した後、主機冷却海水取入弁及び補機冷却海水取入弁を完全に閉鎖したところ、浸水が止まった。 本船は、機関長が機関室内を調査した結果、補機冷却海水取入弁付近の同冷却海水管の背面部にも破口を生じていた。 |
| 原因 | 本事故は、夜間、本船が片上港で着岸中、補機冷却海水管に破口を生じたため、海水が機関室内に浸入し、機関室が浸水したことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。