JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2015-7
発生年月日 2014年07月26日
事故等種類 施設等損傷
事故等名 プレジャーボートSHIRONAKA定置網損傷
発生場所 千葉県鋸南町保田漁港西方沖  保田港防波堤灯台から真方位267°700m付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 プレジャーボート
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年06月25日
概要  本船は、船長が1人で乗り組み、知人等12人(以下「同乗者」という。)を乗せ、アウトドライブ下端まで約0.6mの最大喫水により千葉県富津市で開催される花火大会を見物する目的で、保田漁港を出発し、主機を回転数毎分約1,500で航行していた。
 船長は、保田漁港への出入港の経験が約15回あり、西方沖に定置網が設置されていることを知っていたが、いつも通る同漁港の北西方沖には暗礁があり、日も暮れていたので危険を回避するために西方沖を航行することにした。
 本船は、船長がフライングブリッジの操縦席に腰を掛けて操船を行い、保田漁港沖を西進中、平成26年7月26日19時35分ごろ、同乗者が衝撃を感じるとともにアウトドライブが異音を発し、速力が低下した。
 船長は、主機の操縦レバーを操作したものの本船が動かなかったので、周りを見渡したところ、ブイがあり、定置網に乗り揚げたことに気付き、横浜市所在のマリーナ及び海上保安庁に救助の要請をした。
 本船は、その後、風浪に圧流されて定置網の垣網(魚群を囲い網に導くために、水中に垣をつくるように張る網)部分のワイヤを越えており、来援した巡視艇による救助が困難であったので、船長及び同乗者が、来援したヘリコプターにより救助された。
 本船は、27日に漁業協同組合及び海上保安庁により、左舷主機のアウトドライブのプロペラとキャビテーションプレートの間に挟まっていた‘定置網の垣網を張るロープ’(以下「本件ロープ」という。)が切断されて自力航行が可能となり、マリーナに戻った。
原因  本事故は、夜間、本船が、富津市で開催される花火大会を見物する目的で保田漁港西方沖を西進中、船長が、見張りを適切に行っていなかったため、定置網に設置された灯浮標に気付かずに航行し、本件ロープに乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。