
| 報告書番号 | MA2015-7 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2014年12月28日 |
| 事故等種類 | 転覆 |
| 事故等名 | 漁船海宝丸転覆 |
| 発生場所 | 三重県南伊勢町の相賀浦漁港南西方 相賀浦港防波堤灯台から真方位238°0.8海里付近 |
| 管轄部署 | 横浜事務所 |
| 人の死傷 | 負傷 |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 5t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2015年06月25日 |
| 概要 | 本船は、船長が1人で乗り組み、相賀浦漁港西南西方の漁場に到着し、船首を西方に向けて船外機を中立運転とし、さざえ漁を始めた。 船長は、右舷船尾部に寝そべり、上半身を右舷方に出して胸で支え、左手に箱眼鏡を、右手に竿をそれぞれ持ち、箱眼鏡をのぞきながら海底のさざえを探していた。 船長は、さざえが見付からなかったので、船外機を後進にかけて東方に移動し、相賀浦漁港南西方の浅所域において、船首を西方に向けて漂泊してさざえを探していた。 本船は、左舷方から波を受け、右舷側に傾いて船内に海水が流入し、船長が転覆の危険を感じて右舷側から海へ飛び込んだと同時に、平成26年12月28日12時20分ごろ右舷側に転覆した。 船長は、転覆した本船の船首側に近づき、本船を元の状態に戻そうと思い、押し寄せた波を受けた際に船首側を持ち上げたところ、本船を元の状態に戻すことができた。 僚船船長は、本船の西方でさざえ漁を行っていたところ、転覆した本船に気付き、接近して船長の安否を確認した後、僚船に船長を乗せ、本船をえい航して相賀浦漁港に戻った。 船長は、帰港後、救急車で病院に搬送され、低体温症と診断された。 |
| 原因 | 本事故は、本船が、相賀浦漁港南西方の浅所域において漂泊中、船長が、右舷船尾で上半身を右舷方へ出し、箱眼鏡をのぞいてさざえ漁を行っていたところ、左舷方から波高約2mの波を受けたため、右傾斜して浸水し、右舷側に転覆したことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | 負傷:1人(船長) |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。