JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2015-6
発生年月日 2014年10月30日
事故等種類 乗揚
事故等名 漁船第128福一丸乗揚
発生場所 鹿児島県枕崎市枕崎港  枕崎港東防波堤灯台から真方位282°560m付近
管轄部署 門司事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 200~500t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年05月28日
概要  本船は、太平洋中西部を主な漁場とする大型1そうまき網船であり、船長ほか21人(日本国籍11人、インドネシア共和国籍8人、キリバス共和国籍2人)が乗り組み、漁獲量等記録のためのオブザーバー1人(パプアニューギニア独立国籍)を乗せ、太平洋中西部での操業を終え、平成26年10月23日、水揚げのため枕崎港に向かった。
 船長は、30日08時00分ごろから枕崎港入港に備え、船橋において自動操舵で操船に当たったが、海図等で港内の浅瀬の存在について調査していなかった。
 船長は、14時23分ごろ、枕崎港に近づいたので、乗組員を入港配置につけ、機関長と共に左舷ウイングに出て、遠隔操縦装置による手動操舵で約5~9ノット(kn)の対地速力で北西進した。
 船長は、沖防波堤の東側を北西進しているとき、枕崎港東防波堤を右に見て大回りしても乗り揚げることはないものと思い、花渡川の河口南方に向けて北西進を続け、14時33分ごろ同河口南方に存在する浅瀬に乗り揚げた。
 船長は、船底の浸水がないことを確認し、後進をかけたが、離礁できなかったので、会社に報告し、会社が海上保安庁に連絡した。
 本船は、22時15分ごろ会社が手配したタグボート1隻の支援により、離礁し、自力で着岸して水揚げを行い、最寄りの造船所で応急修理を終え、静岡県焼津港に回航して造船所で船底凹損等の修理を行った。
原因  本事故は、本船が、枕崎港に入港する際、船長が、海図等で港内の浅瀬の存在について調査していなかったため、花渡川の河口南方に向けて北西進を続け、同河口南方に存在する浅瀬に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。