JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2015-5
発生年月日 2014年09月22日
事故等種類 浸水
事故等名 海上タクシー末広丸浸水
発生場所 佐賀県唐津市相賀埼東方沖   湊浜港1号防波堤灯台から真方位135°2,000m付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷
船舶種類 旅客船
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年04月23日
概要  本船は、船長が1人で乗り組み、乗客1人を乗せ、平成26年9月22日18時00分ごろ、唐津市湊浜漁港を出港し、同市高島漁港に向かった。
 本船は、高島漁港に18時40分ごろ到着し、用事を済ませた乗客を再度乗船させ、18時50分ごろ高島漁港を出港し、湊浜漁港への帰路についた。
 本船は、19時20分ごろ、唐津市高島西方沖を北進中、北西の風が強く、波も高い状況下、船体の上下動により、左舷船首方からの波を受けて船内に浸水するようになり、船長が、甲板下で溜まり始めた海水の音(ジャブジャブという音)を聞き、ビルジポンプで排水作業をしながら、一旦、唐津市大島北西方沖の唐津港西港内へ避難することにした。
 本船は、唐津港西港に避難して排水作業を続け、ある程度排水できたところで、19時40分ごろ、再度、湊浜漁港に向けて唐津港西港内を発進した。
 本船は、相賀埼東方沖を船首に波をかぶりながら北進中、19時50分ごろ高い波が左舷船首方から打ち込み、船長が、客室で休んでいた乗客から客室の床に海水が溜まり始めたと言われ、船内に浸水していることを知り、航行を断念して118番通報を行った。
 本船は、海上保安庁に通報後に船首側から沈んで水船状態となり、船長と乗客は、客室の屋根に避難して待機していたところ、来援した巡視艇に救助され、湊浜漁港に搬送された。
 本船は、乗客及び船長の救助後に沈没し、24日、サルベージ船により海底から引き揚げられ、唐津市呼子町に搬送後、廃棄処分にされた。
原因  本事故は、夜間、本船が、相賀埼東方沖を北進中、左舷船首方から打ち込む高い波を受け続けたため、海水が滞留し、船内に浸水したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。