
| 報告書番号 | MA2015-4 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2014年09月21日 |
| 事故等種類 | 衝突 |
| 事故等名 | プレジャーモーターボートスターリング号水上オートバイJET SKI衝突 |
| 発生場所 | 神奈川県平塚市所在の国道1号線馬入橋上流 平塚市所在の大磯港西防波堤灯台から真方位052°3.0海里付近 |
| 管轄部署 | 横浜事務所 |
| 人の死傷 | 負傷 |
| 船舶種類 | プレジャーボート:水上オートバイ |
| 総トン数 | 5t未満:5t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2015年03月26日 |
| 概要 | A船は、船長Aが1人で乗り組み、同乗者A1及び同乗者A2を乗せ、相模川の馬入橋上流の中央右岸寄りにおいて、主機を止め、船首を河口に向けて漂泊し、同乗者A1が操縦席より前方にある左舷側の船尾方を向いた椅子に腰を掛け、同乗者A2がウェイクボードを付けて水面に降り、船長Aが右舷側の操縦席でトーイングロープを伸ばしていた。 船長Aは、右舷船尾方から船首を左右に振りながら航走して来るB船を認め、動静を監視した。 船長Aは、B船が、A船の右舷方約10mを隔てて通過し、右舷船首方約50mで左に急旋回した後、右転と左転を繰り返しながらA船の近距離に接近し、船長Bが、体勢を崩してバランスを失い、右手で操縦ハンドルを引いたように見えたとき、右転してA船に向かう状況となり、咄嗟に上半身を横に傾けた。 A船は、平成26年9月21日13時24分ごろ、その右舷船首とB船の船首とが衝突した。 船長Aは、同乗者A1が呼吸をしていないのに気付いて、人工呼吸を施し、同乗者A1の意識が戻ったとき、付近にいた人に救急車を要請してくれるよう叫んだ。 左岸にある船舶販売店主は、事故を見ていた人から事故の話を聞いて救急車を要請した。 A船は、救助に駆けつけた水上オートバイにえい航されて左岸のマリーナに戻り、同乗者A1が、救急車で病院に搬送され、翌22日に退院した。 船長Aは左腕の打撲及び裂傷を負い、同乗者A1は全身打撲と診断された。 B船は、船長Bが1人で乗り組み、相模川の馬入橋上流の左岸を出発し、右岸沿いに約70~80km/hの速力(対水速力、以下同じ。)で遊走していた。 船長Bは、操縦席に腰を掛け、両足を揃えて左舷側に置き、直進しては急旋回を繰り返し、サングラスに水しぶきが掛かって見えにくくなると、時折左手をハンドルから放し、左手の指でサングラスに付着した水滴を拭き落としながら遊走を続けていた。 船長Bは、船首方至近に漂泊中のA船を認め、慌ててスロットルレバーを放し、左舷側に体重移動をしてB船を傾けて避けようとしたが、B船がA船に衝突した。 船長Bは、衝突によって投げ出され、泳いで止まっていたB船に乗ってA船に近づき、A船の負傷者の状況を確認した。 船長Bは、右脇腹に打撲を負った。 |
| 原因 | 本事故は、相模川の馬入橋上流において、A船が漂泊中、B船が速力約70~80km/hで遊走中、船長Bが、サングラスに水しぶきが掛かり、時折左手でサングラスに付着した水滴を拭き落としながら旋回を繰り返し、周囲の見張りを適切に行っていなかったため、漂泊中のA船に気付かず、両船が衝突したことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | 負傷:3人(スターリング号船長、スターリング号同乗者及びJET SKI船長) |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。