
| 報告書番号 | MI2015-3 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2014年04月26日 |
| 事故等種類 | 運航不能(航行設備故障) |
| 事故等名 | 液化化学薬品ばら積船明和丸運航不能(燃料供給不能) |
| 発生場所 | 千葉県銚子市犬吠埼北方沖 銚子市所在の犬吠埼灯台から真方位351°13km付近 |
| 管轄部署 | 横浜事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | タンカー |
| 総トン数 | 200~500t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2015年03月26日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか2人が乗り組み、空荷で愛知県名古屋港から茨城県鹿島港に向けて航行中、平成26年4月26日13時10分ごろ、主機及び発電機原動機(以下「補機」という。)の煙突から白煙が出始めたので、主機の回転数を毎分320から280に下げて犬吠埼北方沖を北西進中、15時40分ごろ主機が停止し、漂泊状態となって間もなく、補機の回転数が低下して船内電源が喪失した。 本船は、運航管理会社等の関係先に状況を報告するとともに、えい航の要請、修理の手配等を行い、来援したタグボートにえい航されて20時45分ごろ鹿島港の南公共岸壁に着岸した。 本船は、主機及び補機各部の点検を行った結果、燃料油こし器及び‘燃料油こし器の下流に位置する燃料噴射ポンプ、燃料高圧管及び燃料噴射弁’(以下「本件燃料油系統」という。)のスラッジによる詰まりが発見され、各部の開放掃除及び部品交換を含む整備が実施された。 本船は、鹿島港で積荷役を、京浜港横浜区で揚荷役を行った後、香川県丸亀港において、本件燃料油系統の本格的な掃除及び整備が行われるとともに、船体付き燃料油タンクの点検及び掃除が行われ、タンク底部に溜まっていたスラッジが除去された。 |
| 原因 | 本インシデントは、本船が、犬吠埼北方沖を北西進中、燃料油タンクの底部に溜まっていたスラッジが、船体の動揺で燃料油中に拡散し、主機の本件燃料油系統に滞留して詰まったため、燃料油の供給が不能となって主機の運転ができなくなったことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。