JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2015-3
発生年月日 2014年04月15日
事故等種類 浸水
事故等名 プレジャーモーターボート無気力号 Ⅵ浸水
発生場所 兵庫県香美町柴山港北北東方沖  香美町所在の柴山港臼ケ浦島灯台から真方位011°2,000m付近
管轄部署 神戸事務所
人の死傷 負傷
船舶種類 プレジャーボート
総トン数 その他
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年02月26日
概要  本船は、船長が1人で乗り組み、同乗者1人を乗せ、柴山港の海岸を出発し、柴山港北方沖の多田ノ宮グリと称する瀬付近の釣り場で釣りを始めた。
 船長は、波が高くなってきたのを認めたが、同乗者にもう少し釣果を得させたいと思い、多田ノ宮グリの北東方にある別の釣り場で釣りを行ってから帰ることにし、同乗者を中央部の椅子に腰掛けさせ、自らは右舷船尾部の椅子に腰掛けた姿勢で、左手で船外機の操縦を行い、約10ノットの対地速力で北東進した。
 本船は、左舷方から波高約1mの波が寄せてきたので右転し機関の回転数を上げながら約10~50m南進したところ、平成26年4月15日13時00分ごろ、柴山港北北東方沖において、船首が波頂を乗り越え、波間に落ち込んで浸水し、水船状態となって機関が停止した。
 船長は、同乗者と共に海水に漬かったものの、舷側にくくりつけた防水ケースに入れていた携帯電話を取り出し、海上保安部に通報を行い、来援した巡視艇に救助され、柴山漁港に移送され、救急隊によって病院に搬送された。
 船長及び同乗者は、いずれも低体温症と診断され、船長が約3日間入院し、全治1ヶ月と診断された。
原因  本事故は、本船が、柴山港北北東方沖において、北東進中、左舷方から寄せてくる波高約1mの波を避けるつもりで右転し、船首を波の進行方向に向けて増速した際、船首が波頂を乗り越えたため、波間に落ち込んで浸水したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 負傷:2人(船長及び同乗者)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。