
| 報告書番号 | MA2014-12 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2014年06月09日 |
| 事故等種類 | 衝突(単) |
| 事故等名 | 貨客船兼自動車渡船クイーンコーラルプラス衝突(岸壁) |
| 発生場所 | 鹿児島県与論町与論港供利 与論港供利指向灯から真方位187°500m付近 |
| 管轄部署 | 那覇事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 旅客船 |
| 総トン数 | 5000~10000t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2014年12月18日 |
| 概要 | 本船は、船長ほか23人が乗り組み、旅客118人を乗せ、車両30台及び貨物346tを積載し、船長が操舵を行い、三等航海士を主機遠隔操縦ハンドルの操作に当たらせ、与論港供利のフェリー岸壁に出船右舷着けするため、同岸壁の西方沖で左転し、対地速力約5~6ノットで東進した。 船長は、本船が‘フェリー岸壁前縁(南北方)を南側に延長したライン’(以下「本件ライン」という。)付近に達した頃、リモコン操作に切り替えた舵及びバウスラスタを併用して右回頭を始めるとともに、両舷機を後進半速とし、本件ラインとほぼ平行とした態勢で前進の行きあしを止め、後進の行きあしとした。 船長は、ふだん、本件ラインから約60m離して後進していたが、本事故時、右舷ウイングからフェリー岸壁を見たところ、この態勢で後進すれば、接近し過ぎると思った。 船長は、東寄りの風が約10m/s吹いていたが、後進する際、船尾が風上に切り上がる作用を利用すれば、本船とフェリー岸壁の距離を離すことができると思い、切り上がる作用を効果的にするために左舷機を停止し、バウスラスタを左方(船首を左に回頭させる操作)としたが、フェリー岸壁側に圧流された。 船長は、投錨して行きあしを止めようか、両舷機の前後進を使って船尾を左に振ろうかと思ったものの、着岸をやり直すことにして両舷機を全速力前進にかけたが、本船は、平成26年6月9日13時43分ごろ右舷中央部がフェリー岸壁の南東端に衝突した。 |
| 原因 | 本事故は、本船が、与論港供利のフェリー岸壁に着岸作業中、左舷側からの風潮流により予想以上に船体が圧流されたため、右舷中央部がフェリー岸壁に衝突したことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。