JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 keibi2014-12
発生年月日 2014年05月30日
事故等種類 衝突
事故等名 漁業取締船ひご杭打船てんざん号衝突
発生場所 熊本県天草市牛深漁港  天草市所在の牛深港灯台から真方位300°730m付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷
船舶種類 公用船:作業船
総トン数 20~100t未満:500~1600t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年12月18日
概要  A船は、船長A、機関長A、一等機関士Aほか1人が乗り組み、牛深漁港東岸に所在する造船所で整備を終えた後、船首を北方に向け、小型艇で船尾方向にえい航され、主機等の始動作業を行っていた。
 機関長Aは、主機等の始動を終えたが、サニタリーポンプのこし器から海水漏れがあったので、右舷主機を止め、左舷主機を中立運転とし、‘サニタリーポンプのこし器の修理’(以下「本件修理」という。)に取り掛かった。
 A船は、機関室において、本件修理を実施中、平成26年5月30日10時40分ごろ、えい航していた小型艇を引きながら前進を始めた。
 船長Aは、右舷船尾付近にいた際、A船が前進しながら、右転を始めたことに気付き、船橋に行ったところ、主機が機側操縦となっていたので、機関長AにA船が前進している旨を連絡し、左舷主機を中立運転にさせた。
 A船は、その後も惰力で前進しながら右転し、船首が東方を向いて速力が約3ノットになった10時41分ごろA船の船首とB船の左舷側中央部とが衝突した。
 B船は、6人が乗り組み、牛深漁港後浜地区の防波堤(防風柵)工事のため、造船所の南方100m付近の岸壁に着岸した台船に船首を北方に向けて係留し、工事準備作業中、A船と衝突した。
 船長Aは、本事故発生後、A船を付近の船だまりに係留し、事後の措置に当たった。
原因  本事故は、A船が、牛深漁港において、えい航されながら主機等の始動作業中、右舷主機を停止し、左舷主機を中立運転として本件修理を行っていた際、乗組員が左舷主機の機側操縦レバーに触れ、同レバーが前進側に動いてクラッチが入ったため、前進することとなり、右転して係留中のB船に衝突したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。