JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2014-12
発生年月日 2014年07月02日
事故等種類 転覆
事故等名 漁船福生丸転覆
発生場所 長崎県松浦市鍋串漁港西北西方沖  松浦市所在の初埼灯台から真方位167°1,050m付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年12月18日
概要  本船は、船長及び甲板員が乗り組み、船長が操舵室で立って手動操舵を行い、甲板員が操舵室後方の機関室ハッチの蓋に座り、鍋串漁港西北西方沖を北西進中、平成26年7月2日04時35分ごろ、船長及び甲板員が本船が左舷側に傾斜していることに気付いた。
 船長は、前部甲板の魚倉を確認し、異常はなかったが、その後、更に左舷側へ傾斜し、機関室ハッチの蓋を開けたところ、プロペラ軸のカップリングの上まで浸水していたので、機関を停止した。
 船長は、船尾側の沈下状況を見て、甲板員と共に船首側へ避難し、04時46分ごろ携帯電話で僚船に救助を求めた。
 本船は、船長が左舷船首部で、甲板員が前部甲板の右舷側で、それぞれ僚船の来援を待っていたところ、船尾側への沈下が進み、その後、右舷船尾側への沈下が始まり、04時50分ごろ鍋串漁港西北西方沖において右舷側へ転覆した。
 船長及び甲板員は、船長が舷側を伝って船底に上がり、甲板員が前部甲板の右舷側から海に飛び込んで船底に上がり、04時55分ごろ来援した僚船に救助され、僚船の船長が海上保安部に通報した。
 本船は、僚船で鍋串漁港にえい航された。
原因  本事故は、夜間、本船が、鍋串漁港西北西方沖を北西進中、舵機室のプロペラ点検口を開放した状態で航行していたため、プロペラ点検口から舵機室に浸水が生じ、本件隙間から舵機室後方の空所、機関室後方の空所(左舷側)及び機関室に、機関室から機関室後方の空所(右舷側)に海水が流入し、転覆したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。