JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MI2014-12
発生年月日 2014年08月11日
事故等種類 運航不能(航行設備故障)
事故等名 旅客船あおば運航不能(機関故障)
発生場所 宮城県利府町腕埼南東方沖  宮城県七ケ浜町所在の花淵灯台から真方位352°3.4海里付近
管轄部署 仙台事務所
人の死傷
船舶種類 旅客船
総トン数 200~500t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年12月18日
概要  本船は、船長、機関長及び甲板員が乗り組み、乗客37人(大人36人、小人1人)を乗せ、平成26年8月11日14時00分ごろ宮城県松島町松島港の桟橋を出発した。
 本船は、主機を回転数毎分約1,500~1,700とし、約7~10ノットの速力で腕埼南東方沖を北西進中、14時35分ごろ主機の冷却清水温度高温警報が作動した。
 機関長は、操舵室で見張りを行っていたが、直ちに機関室に入ったところ、主機の冷却水タンクのキャップから水と潤滑油の混合水が溢れていた。
 機関長は、主機の潤滑油を点検したところ、潤滑油量の減少及び圧力の低下を確認し、約40ℓ補給したものの、航海を続けることは不可能であると判断し、船長に報告した。
 船長は、投錨するとともに船舶所有者に救助を要請し、船舶所有者が所有船を救助に向かわせるとともに海上保安庁に通報した。
 本船は、14時50分ごろ来援した所有船に乗客を移乗させ、別の所有船にえい航されて、宮城県仙台塩釜港塩釜区の桟橋に着桟した。
原因  本インシデントは、本船が松島湾内腕埼南東方沖を北西進中、主機の潤滑油冷却器のエレメントに亀裂を生じたため、潤滑油が冷却清水側に流れ込み、潤滑油が不足するとともに冷却清水温度が上昇し、主機の運転ができなくなったことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。