JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2014-12
発生年月日 2014年07月12日
事故等種類 転覆
事故等名 漁船第五善運丸転覆
発生場所 北海道羽幌町羽幌港西南西方沖  羽幌港西防波堤灯台から真方位247°4.3km付近
管轄部署 函館事務所
人の死傷 死亡
船舶種類 漁船
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年12月18日
概要  本船は、船長、甲板員A及び甲板員Bが乗り組み、なまこけた網漁のため羽幌港を出港し、同港西南西方沖の水深約17~18mの漁場に至って1回目の操業を開始した。
 船長は、操舵室後方の右舷側で遠隔操縦装置を操作しながら、船尾甲板のたつに取った直径約20mmの合成繊維製の引き綱を船尾から約30m繰り出してけた網をえい航中、けた網が海底の根に引っ掛かって行きあしが止まったので、根掛かりを解くため、左舵30°を取って機関を前進にかけ、引き綱を左舷船尾方に伸びた状態で緊張させた。
 本船は、引き綱の緊張に伴って左舷側に傾斜したところに、右舷正横からの波を受け、平成26年7月12日06時50分ごろ転覆した。
 甲板員A及び甲板員Bは、本船にしがみついていたところを僚船に救助され、船長は、08時55分ごろ来援したダイバーにより船内から発見されたが、搬送先の病院で死亡が確認され、死因は溺水による窒息と検案された。
 本船は、台船に積まれて羽幌港へ帰港し、14時30分ごろ、陸揚げされた。
原因  本事故は、本船が、羽幌港西南西方沖において操業中、船長がけた網の根掛かりを解こうとして、引き綱を左舷船尾方に伸びた状態で緊張させたため、左舷側に傾斜したところに、右舷正横から波を受けて転覆したものと考えられる。
死傷者数 死亡:1人(船長)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。