JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2014-5
発生年月日 2013年09月25日
事故等種類 乗揚
事故等名 漁船第五良栄丸乗揚
発生場所 山口県萩市玉江浦沿岸  萩市所在の玉江港灯台から真方位276°420m付近
管轄部署 門司事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 20~100t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年05月30日
概要  本船は、船長及び機関長ほか6人が乗り組み、萩市見島北方沖40海里(M)付近での操業を終え、船首約0.8m、船尾約2.6mの喫水により、真方位約175°の針路及び対地速力約9.5ノットで自動操舵により、萩市萩港に向けて航行していた。
 機関長は、漁場発進から約3時間後、見島北北西方沖19M付近において、前直者から船橋当直を引き継ぎ、単独での当直に就き、レーダーによる見張りを行いながら南進を続け、萩市尾島と同市肥島との中間付近で操業中の漁船を避けて通過した後、船首方に他船を見掛けなくなったので、操舵室後部の畳敷きスペースに腰を掛けた。
 機関長は、2Mレンジで使用していたレーダー画面により、1.5Mほどで変針点に差し掛かると思っていたところ、いつしか居眠りに陥り、ふと目覚めてGPSプロッターの画面を見れば、本船の映像が海岸線上にあったので、急いで立ち上がり、主機の回転数を下げるとともに、クラッチを中立とした直後、平成25年9月25日00時40分ごろ、本船が、玉江浦沿岸の干出浜(岩)に乗り揚げた。
 機関長は、海上保安庁に本事故の発生を通報するとともに、自力での離礁を試みたが、船体に傾斜を生じたので、船固めを行い、サルベージを手配したものの、夜間の引き降ろしは困難と言われたので、知人の海士を呼び、船底の状況を確認してもらったところ、キールが岩礁に接しているだけであり、後進による離礁が可能との助言を受け、本船は、自力で離礁した後、萩港に帰った。
原因  本事故は、夜間、本船が、萩港北西方沖を自動操舵で南進中、単独で船橋当直中の機関長が居眠りに陥ったため、玉江浦沿岸の干出浜(岩)に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。