JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2014-5
発生年月日 2012年03月11日
事故等種類 乗揚
事故等名 旅客フェリー幸運丸乗揚
発生場所 広島県瀬戸田港向田地区  広島県尾道市所在の高根島灯台から真方位103°2,060m付近
管轄部署 広島事務所
人の死傷
船舶種類 旅客船
総トン数 100~200t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年05月30日
概要  本船は、船長ほか2人が乗り組み、瀬戸田港向田地区(以下「向田港」という。)の桟橋において、北西の強い風波を受ける状況下、左舷船首係留索を取って船首エプロンを降ろし、機関を回転数毎分(rpm)約400として前進にかけ、桟橋中央付近に船首を東方に向けて圧着した状態で着桟中、予定出港時刻の16時40分となったが、風波が強まっていたので、船長が他の乗組員と協議して定時の出港を見合わせ、天気の回復を待つこととした。
 本船は、向田港の桟橋に着桟中、強い風波を受けて船体動揺を繰り返しながら、徐々に右方へ圧流され始め、係留索が切れて船体が桟橋から離れる虞があったので、船長が、船体の安全確保のため、離桟することとし、空船で後進して桟橋を離れた後、態勢を立て直そうとして前後進を繰り返し行い、対地速力約0.5ノットで北西に向けて後進中、平成24年3月11日16時50分ごろ船尾船底が岩礁に乗り揚げた。
 船長は、17時35分ごろ海上保安部へ本事故発生の通報を行い、本船は、船長の要請を受けて来援した引船によって17時50分ごろ離礁し、向田港の桟橋に着桟した。
原因  本事故は、本船が、向田港の桟橋に着桟中、北西の風波が増勢して着桟が危険な状況に陥ったため、船体の安全を確保しようとして離桟後に後進中、向田港の西側に拡延する岩礁に接近し、船尾船底が岩礁に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。